・愛犬をフローリング脱臼から守るために家庭でできるケアがわかります。

この記事を書いているマロジさんの家には犬が2つ🐶🐶
また、マロジ奥様はプロの現役トリマーさん。
[トリマー資格][ペット看護師][ペットセラピスト][ペットセイバー]を取得している犬のスペシャリストです。
この記事も奥様監修で書いています(^^)
家庭内での愛犬のケガで特に多いものが、
脱臼です。
その中でも「膝蓋骨脱臼」が代表的な例です。
「パテラ」と呼ばれたりもします。
脱臼は関節のある部位であればどこでも起こる可能性がありますが、中でも犬に多いのは「膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)」です。「パテラ」とも言われます。膝蓋骨とは、一般的に「膝のお皿」と呼ばれる部分のことです。膝蓋骨は大腿骨内にある「滑車溝」というくぼみにはまっているのですが、その溝から膝蓋骨が外れた状態が膝蓋骨脱臼で、膝蓋骨が内側に外れると「内方脱臼」、外側に外れると「外方脱臼」と言います。膝蓋骨脱臼の症例は、外方脱臼よりも内方脱臼の方が多く見られます。またメスの方が発症しやすく、発症率はオスの約1.5倍だと言われています。また膝蓋骨脱臼には「外傷性」と「先天性」があり、外傷性は交通事故や高いところからの飛び降り、転倒などが原因で起こります。先天性の場合は、生まれつき膝関節のまわりの筋肉や靭帯に異常があることが原因で、子犬のときから発症していることもあれば、発育にともなって発症してくることもあります。
引用:アクサダイレクト いぬと暮らす、ねこと暮らす
膝蓋骨脱臼には先天的なものと後天的なものがありますが、
ご主人様の努力でケアしてあげられるのが後天的なものです。
多くの膝蓋骨脱臼は、飛び上がったり、飛び降りたり、
滑ったりすることが原因で起こります。
そのうち、「フローリングで滑って脱臼する」という例は多く、
愛犬の犬種によっては腰椎ヘルニアにもつながり得る危険なものです。
愛犬にとって、「歩くこと」は「ごはんの時間」と同じくらい
大切なものですし、1日の最大の楽しみでもあります。
ぜひ、適切に環境を整え、愛犬をフローリング脱臼から守ってあげましょう。
この記事に書かれている内容
愛犬をフローリング脱臼から守る①「マットを敷く」

基本的な対策です。
我が家でもフローリングの上にシートを敷いています。
ビニール系のものや、ラバー系のもの、それにワックスのように塗布するもの・・
何種類か試しましたが、
最終的には、シンプルにフロアマットを敷くことにしました。
ですが、
いずれにしても、正直なところ「マットだけでは不充分だな」と感じています。
愛犬をフローリング脱臼から守る②「足裏バリカン」

愛犬の足の裏、ケアしてますか?
多くの人が見落としがちなポイントです。
肉球自体には毛は生えませんが、指の間の毛が伸びてくると
肉球を覆うようになります。
そうなると、当然滑ってしまいます。
これが、フローリング脱臼の原因のひとつです。
ですので、肉球がちゃんと直接床に接せられるように
定期的に足裏のケアが必要です。
目安としては、概ね1か月~1か月半でケアするのが良いでしょう。
犬は汗をかかない
ちなみに、犬は汗をかきません。
肉球も汗をかきません。
(緊張状態にある時はシメシメしますが、基本的には汗をかきません)
なので、なおさら滑りやすいんです。
常にカサカサしていますので。
ですからなおさら、足裏のケアは重要です。
愛犬をフローリング脱臼から守る③「爪を適切な長さに保つ」

これも愛犬をフローリング脱臼から守るために、とても大切な対策です。
爪の長さが適切でないと、
肉球がうまく地面に接することができません。
爪が長すぎても滑りますし、
反対に短すぎても滑ります。
適度な頻度でお外をお散歩している犬は
アスファルト等である程度自然のうちに爪が削られますが、
完全室内犬の場合は、わりと爪が伸びがち。
フローリング脱臼を防ぐためにも、
足裏バリカンと同じように、
概ね1か月~1か月半でケアするのが良いでしょう。
爪の伸びすぎは特に注意
爪は伸びすぎ、短すぎ、どちらも良くないのですが、
伸びすぎは特に注意が必要です。
適切に接地できないことによって、
足関節の変形、そしてそのことが内臓疾患に及ぶケースもあります。
ぜひ、定期的なケアをしてあげてください。
いかがでしたでしょうか?
家庭でできるケアが広がって、
結果として愛犬がフローリングで脱臼してしまうことが
減ることがブログ主の喜びです。
いつまでも健康に、楽しいドッグライフを!
コメント